アムリタ 上・下
吉本ばななの「アムリタ 上・下」をやっと読み終えました。
ほとんど寝る前の手当たり次第の読書。
しかし、今回は苦しみながら読みました・・;
物語は、家族の話なのですが、平凡そうに見えて、登場人物に予知能力を持っている人がたくさん出てくるのです。
心が見えてしまうばかりに、相手の気持ちの凄く深いところを考えてしまい苦しみながら生きているんです。(云おうとすることが上手く表現できない)
だからって、オカルト小説ではありません。私のような単純な性格には、理解しがたい・・・
でも、読み進んでいるうちに世の中にこんな人いるんじゃないかと思えて来ました。そして、とても優しい心の持ち主がそういう能力を持っているようにも思えて来ました。
例えば江原さんは、ちょっと疑うけれど、前テレビで観た東北に住んでいる女性の話はたしかに信じられた。
私には、今のところ(多分、一生)予知能力はありません。
でも、人の気持ちが解ってあげられる能力は大切にしたいものです。
読書感想文でした。 ^^